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ANTAからのお知らせ
2016年1月21日 / 全国旅行業協会
貸切バス安全対策の徹底(1月21日追加)
去る1月15日(金)午前2時頃、長野県軽井沢町の国道18号線において当協会会員が企画したスキー旅行客を乗せた貸切バスが道路脇に転落し、15人が死亡し、26人が重軽傷を負うという誠に痛ましい事故が発生しました。
当協会本部では、事故直後から長野県軽井沢町スキーバス事故緊急対策会議を開催して本件事故への対応を行っております。
申すまでもなく、私たち旅行業者は、法律に基づいてお客様の安全・安心を確保して旅行サービスを提供しており、法令の順守が大前提であります。
当協会としては、お客様の信頼に応えるため、原点に立ち返り、会員各位が旅行の安全・安心の確保及び事故防止に全力で取り組むことが必要不可欠であります。
つきましては、現時点での貸切バスツアーの緊急点検事項を下記のとおり連絡しますので、貴支部の会員へ周知し、徹底していただきますようお願いします。
1.募集型企画旅行と受注型企画旅行には、旅行業法上、特別補償が義務付けられている。万一の場合に備えて、必ず全旅協旅行災害補償制度等の保険契約を締結すること。
2.運送申込書に記載された旅行行程の遵守について、ツアーの貸切バス事業者に確認すること。
3.バス旅行参加者に、シートベルト着用を徹底すること。
(例)見積書及び最終行程表に、バス運行中のシートベルト着用について記載するなど旅行参加者に周知徹底すること。
4.平成26年4月に一部改正された「輸送の安全を確保するための貸切バス選定・利用ガイドライン」に則り、貸切バス事業者との間で適正な料額で運送契約を結ぶこと。
5.貸切バス事業者への運送申込書等、運送契約に関する書類作成を適切に行うこと。