霊峰富士と神秘の森青木ヶ原樹海をバックに、日本一美しい茅葺き屋根が並んでいた西湖畔の根場地区は、昭和41年の台風で壊滅的な被害を受けました。富士河口湖町は茅葺き屋根の集落を甦らせようと「西湖いやしの里根場」事業をスタートし、かつての根場ののどかな農村風景を再現。3軒の食事処に、手作り体験のできる5軒のお店、地場産業品を販売する2軒のお店、工芸家たちの作品が展示された建物、昔ながらの炭焼き小屋に水車、「絵手紙教室」や昔の遊び道具で遊べる「ちびっこ広場」などがオープンしました。この多彩な20軒の茅葺き集落は、やすらぎを求める現代人に、日本の伝統をいかした癒しの場として注目を集めています。